【チケット転売問題】解決は「紙チケット」廃止だ!チケット高額転売を許すな!

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●2016年8月23日の関東・関西・中京圏の
朝日新聞と読売新聞の朝刊に掲載されたメッセージ広告

物理的商品とは違い、
コンサート会場は席数が決まっています。

人気コンサートはそこに希少価値が生まれます。

この希少価値商品“席”をチケット発売開始と同時に、
何者かに組織的に大多数を買い占められたら・・・

高額転売は間違っていない
という理論を展開する人もいますが、それは奇弁です。

その理由は、転売で上乗せされた価格は、
アーティスト側とは無関係なところに、
無意味で不要な利益をもたらすだけのことだからです。

つまり、音楽業界やアーティスト、ファンに
まったく還元されない、
これは明らかに、間違った市場現象です。

記事冒頭の、音楽業界の重鎮と著名アーティストたちが
名を連ねた<意見広告>が2016年8月23日に
関東・関西・中京圏の朝日新聞と読売新聞の朝刊に掲載され、
ネットで大きな話題となりました。

上は安室奈美恵の2018年のコンサート会場
下の広告には安室奈美恵の名前もある(一行目の4番目)

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私たちは音楽の未来を奪う
チケットの高額転売に
反対します
というメッセージが、
広告の一番上に大きな文字で
書かれていました。

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高額転売は昭和時代から横行していた

人気歌手のコンサートチケットの
高額転売は昭和時代からの社会問題でした。

有名だったのは、
昭和30年代から巨人戦のおこなわれる後楽園球場付近に
100人ほどの男たち(通称:ダフ屋)がうろついていました。

チケットを持っていないファンにしつこくつきまとって、
チケットを押し売りされるという
怖く、不快な迷惑行為が横行していました。

日本全国のコンサート会場や野球場で
同様の行為が行われていました。

こうした迷惑行為は社会問題となり、
を禁止するための迷惑防止条例が制定され、
昭和から平成にかけて
全国に広まっていったという経緯があります。

近年ではコンサート会場の警備や、
警察による取り締まりが厳しくなったこともあり、
2000年を超えるころには
コンサート会場付近で
ダフ屋を見かけることは少なくなりました。

しかしダフ屋や転売行為が
撲滅されたわけではありません。

ダフ屋や転売行為者が
コンサート会場付近ではなく、
ネット上にその場を移していったからです。

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ネットオークションサービスや、
個人同士のフリマアプリが普及したことで、
一般の個人でも転売行為が容易にできるようになりました。

形を変えてチケットの高額転売に
拍車がかかってしまったのです。

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今回日本の音楽業界がこのような
強いメッセージを打ち出した背景には
こうした事情があったのです。

ファンにとっては本来払わなくてよかったはずの、
追加料金を払わなければならず、
その追加料金はアーティスト側には
まったく関係のない者の利益となるだけです。

転売“商売”防止の解決策はある!

近年は音楽コンサートだけでなく、
大阪のUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)
の入場チケットがネットを介して、
高額転売されることで
USJは、購入者本人以外の使用不可システム
2016年に導入しました。

では、日本音楽業界はどうか。

何の対策も考案せずに、
「私たちは音楽の未来を奪うチケットの
高額転売に反対します」という
意見広告を大新聞に掲載するだけです。

これでは何の対策にもなりません。

「紙」のチケットを全廃

嵐や、ももいろクローバーZなど、
人気アイドルグループのコンサートでは、
転売できないように、
顔認証システムが導入されています。

今のスマホの普及とネットがあれば、
さまざまな対策が十分可能なはずです。

そうした対策をとらずに、
大新聞に反対声明を出したところで
具体的対策になりません。

日本の音楽業界は
USJの具体的対策を見習うべきです。

そして、旧態依然とした
「紙」のチケットを全廃する
販売システムを構築することを
急ぐべきではないでしょうか。

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●サザンオールスターズの2013年8月11日(日産スタジアム)の紙のコンサートチケット。
(本記事内容と画像は一切関係ありません)

当然ながら、
ファンが安心してチケットを購入できるように、
「キャンセル、払い戻し」の余地も
ファンサービスの範囲内で行われなくてはなりません。

急に来場できなくなる事情は、
誰にでも起こりうることです。

紙チケットを廃止すれば、
迅速な「キャンセル、払い戻し」と、
当日までキャンセル待ち購入システムも十分に可能です。

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