日経平均株価のピークは1989年でした。
全国の地価高騰のピークは1991年でした 。
これらの年を迎える直前の
1987~1998年のコカ・コーラのCMが
あまりにもさわやかで、カッコイイと
ネットで話題になっています。
YouTubeで視聴できます。
目 次
バブル期直前の洗練されたコカ・コーラCM『I feel Coke』
当時タイムリーに見た人にとっては懐かしい映像だと思います。
『I feel Coke』という、
洗練されたコカ・コーラCM専用に製作された
楽曲がBGMでした。
1987~1998年の
『I feel Coke87』
『I feel Coke88』
『I feel Coke89』
は、同じ楽曲を、毎年歌手を変えて放映しました。
しかも台詞は一切なし、出演者に有名人を起用していません。
それでいて、
ここまでインパクトのあるCMを作成したことに
驚かされます。
すごい製作費をかけているCMであることが素人でも感じ取れます。
とにかくさわやかで、シティ感覚を前面に出したCMでした。
●美男美女の20代のサラリーマンとOLを題材にした、
「オフィス編」「ナイトライフ編」
●コカ・コーラのある日本人の生活の一瞬を切り取ったシーンを
多く映し出した
「I feel Coke87 ~ ある一日編 ・春」
「I feel Coke87 ~ ある一日編 ・夏」
「I feel Coke88~ 新年編」
など
とにかくスマートで、
笑顔とさわやかさを演出した映像に、
当時の日本人に感動を与えました。
テレビを見ていたら突然このCMが流れるのですから
当時みんな驚いたと思います。
80年代後半の日本の空気が伝わるコカ・コーラCM『I feel Coke』
このコカ・コーラCM『I feel Coke』シリーズは
40歳くらいから上の世代の方でないと
記憶にないと思います。
今見ても古さを感じさせない映像です。
確かに出演者が演じる若いサラリーマン、OLの
ファッション、化粧、メガネなど今とは違いますが、
古さを感じさせないません。
今視聴すると当時の日本の勢いと明るさを感じさせます。
1980年代は暗い事件、事故もたくさんありました。
しかし、世相としては、日本史上かつてない
「勢いと明るさ」がありました。
日本は何かに向かっている、
何かが起きると、
日本全体がわきかえっている感じでした。
しかし結局その何かとは、
数年後に訪れるバブルの絶頂期であり、
その崩壊でした。
その直前に放映されたこのCMは、
まさに当時の日本の空気を感じさせます。
1987~1998年のコカ・コーラのCM『I feel Coke』シリーズは
CM史に残る傑作のひとつであることは間違いありません。
なお、『I feel Coke』作詞作曲の
井上大輔氏は、
2000年5月30日逝去されています。
58歳でした。
【動画】コカ・コーラCM『I feel Coke』シリーズ
では、当時の実際のCMをご覧ください。
全5分5秒
全11分53秒