日本国内の近年の労働環境は、
サラリーマンにとって極めて厳しい状況になっています。
リストラや派遣の雇い止め、正規社員の雇用抑制など、
労働力はどんどん削減されています。
そして残った人で仕事を完結させなくてはなりません。
この状況に陥った会社の経営者は人件費削減を異常に重視します。
新規採用者数を減らしたり、
なかにはまったく採用をおこなわない会社は無数にあります。
何年働いても
「いつまでたっても新人」扱いされる社員も少なくありません。
また、これ以上成長が望めない会社は、
従業員一人ひとりの仕事量がどんどん増え、
負担は大きくなっていくばかりです。
しかも、会社も自分も未来が開ける可能性はありません。
仕事が忙しければそれだけ、
仕事がおろそかになってしまい、
精神的にまいってしまいす。
もし、ていねいに仕事ををやろうと思うまじめで誠実な従業員は
時間外労働をしなくてはなりません。
こんな会社はあなたの健康と将来を踏みにじっている
忙しいばかりで成長のない会社は、
給料もちっとも上がらないか、
年間数千円の昇給のみです。
人は、忙しくても、成果がでて、達成感や充実感があり、
納得できる昇給があればモチベーションは保てるものです。
これらが何もない職場では、
ただ空しさと、絶望感、徒労感のみが残ります。
さらに職務内容を1から10まですべてを1人で担うことになれば、
責務の重圧と不安で精神的にまいらせられます。
いつまで頑張り続ければ報われるのか、
疲労困ぱい、気力もなくなります。
同時に、転職を考えながら日々の仕事に忙殺され続けて、
このような状況の中で、
うつ病にならない人がはたしているのでしょうか。
成長が絶望的な会社の経営者は、
会社存続のみを考えます。
目先のコスト削減に専念するあまり、
働く人の生きがいを奪っていることに気づけません。
職場不適応症に陥る人を出してしまうのも当然です。
経営側に働く人の健康を配慮する余裕がないため、
さらに職場環境は悪化していきます。
疲弊するだけで業績が悪化していく職場、
成果の見えない職場では
社員の徒労感だけが強まります。
そこにリストラや給与削減などの不安が加われば、
従業員は打ちのめされます。
心身の不調を訴えても、
会社側はそれに対応できる力は
すでに残っていないケースがほとんどです。
そして従業員は、強弱はあっても
ほぼ職場不適応症になっていきます。
まとめ
成長が絶望的な会社の経営者は、
会社存続のみを考えるのが世の常です。
あなたの人生設計や、夢、希望、生活費、精神状態など
まったく眼中にありません。
経営者(社長)はひたすら自分の資産と
家族の人生の安泰(あんたい)だけに注視する亡者です。
そのためにあなたの人生を踏み台にすることは、
毎月の給料支払っている限り当然と認識しています。
給料を支払うことであなたの人生を買い取った感覚になっています。
あなたが限界と思っているならば、
うつ病や職場不適応症の危険が高いです。
ブラック企業で精神を病む人は今の世の中おおぜいいます。
あまたはまず、退職、転職することが先決です。
家族に理解してもたって精神的に支えてもらうことです。
平成19年の雇用保険法改正により
精神的に病んでしまった場合、
失業保険をすぐにもらう手続きが可能です。
あなたの再起、復活を心から祈っています。
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