インテリアやアロマセラピーとして
人気のキャンドル。
部屋の照明を落として、
ユラユラと揺れるキャンドルの炎を眺めていると、
なんだか心が安らぐ気がしませんか?
実はキャンドルの炎の「癒し効果」には、
科学的根拠があるのです。
目 次
キャンドルの癒し効果は科学的に解明されている
不規則にゆらぐキャンドルの炎は、
「1/Fゆらぎ」(エフぶんのいちゆらぎ)
と呼ばれるリズムです。
「1/Fゆらぎ」とは、
星のまたたき、
波の音、
川のせせらぎ、
そよ風 など、
自然現象の不規則なリズムのことです。
このリズムは人に安心や幸福などを感じさせます。
脳波を測定した実験結果があります。
その結果はリラックスしたり、
集中しているときに現れる
「α(アルファー)波」が出やすいという結果でした。
このように「1/Fゆらぎ」は「α波」との関係が
科学的に証明されているのです。
キャンドルはストレスを緩和する効果がある
仕事や日々の生活でストレスを感じやすいときは、
夜、部屋を暗くして、
幻想的なキャンドルの炎を眺めるだけでも
気持ちが和らぎます。
さらにキャンドルには
マイナスイオンを放出させる作用があります。
キャンドルが燃焼するときに発生する微量の水分から、
マイナスイオンが放出されるのです。
マイナスイオンの量は
滝や森から放出される量を
はるかに上回るのです。
キャンドルによるマイナスイオンは
空気の対流によって
部屋中へと満ちていきます。
部屋にいながら森林浴をしているのと
同等のリラックス効果が期待できるのです。
キャンドルの炎は就寝前のリラックス効果がある
人体のリズムは朝、
太陽の白く強い光(朝日)で目覚め、
体温か上がって活動的になります。
そして、夕方になると
太陽の光は白い光から
徐々に温かみを帯びた
だいだい色(夕日)に変わります。
それにともなって人の体温も
下がっていくため、
夜になると心身が落ち着くのです。
しかし、現代人は人体のリズムとは関係なしに
夜も活発に活動しています。
多くの人は
蛍光灯の強く白い光を浴びたり、
スマホやパソコンなどのブルーライトを
見続ける夜間を過ごしています。
人体のリズムは乱れっぱなしになり、
ぐっすり眠ることもできなくなります。
キャンドルの炎は夕日のように、
色温度(いろおんど)の低い
ぬくもりのある灯り(あかり)です。
就寝前にキャンドルは
安らぎやくつろぎをもたらします。
キャンドルを生活に取り入れてリラックス
この炎が緊張感を和らげ、
コミュニケーションを取るのに
とても効果的です。
キャンドルのオレンジの光は、
人の肌を美しく見せ、
料理をおいしく見せる効果もあります。
距離を縮めたい人達との
お家での食事会は、
照明を落として
キャンドルディナーで、
テーブルにキャンドルを灯すのもいいでしょう。
キャンドルは料理を引き立て、
互いの顔をほんのりと照らし、
「炎」という目のやり場をつくります。
キャンドルディナーは、
心通う親密な時間にぴったりといえます。
キャンドルのある生活は
日頃の疲れやストレスを
穏やかにほぐしてくれます。
また、キャンドルの光でお風呂にゆったり入ったり、
リビングをキャンドルとランプだけで照らして
癒しの空間にする演出も効果的です。
眠る前のリラックスタイムに特におすすめです。
火事が心配という方は、
火を使わないLEDキャンドルやLEDランタンがあります。
ただし、LEDはマイナスイオン効果はありません。
「1/Fゆらぎ」のキャンドルの炎は、
身近なリラックス方法として気軽に始められます。
忙しい日々の合間の、
ひと息つける時間に、
ぜひ実践してみてください。
俳優の渡哲也さんは若い頃から
焚き火が好きだったそうです。
焚き火の炎を見ていると
落ち着くという話を
テレビ番組でお話されていました。
渡哲也さんの若い頃には「1/Fゆらぎ」の理論は
世に出ていません。
渡哲也さんはそのリラックス効果を
ご自身なりに感じ取った
リラックス方法だったのです。