「尾木ママ」の愛称で親しまれ、時には優しく、
時には厳しく、教育問題に対して提言してきた
尾木直樹さん。
子どもの頃は教師が大嫌いだったといいます。
今回は尾木直樹さんについてお話します。
目 次
尾木直樹プロフィール、略歴
よみかた おぎなおき
出 身 滋賀県米原市
生年月日 1947年1月3日生まれ
高 校 高松第一高等学校
大 学 早稲田大学教育学部
教 師 歴 都内の高校・中学校教諭、
東京大学教育学部講師などを歴任
教員生活22年間を経て
1994年3月に教員を退職
独 立 1994年、臨床教育研究所「虹」を設立、所長
教 授 2003年に法政大学キャリアデザイン学部教授
2012年法政大学教職課程センター長・教授
尾木ママは子どもの頃、学校や先生にもなじめなかった
尾木ママは高校3年まで
教師という存在が大嫌いでいました。
学業は優秀でも、学校側に反発する生徒でした。
もちろんツッパリではありませんでしたが
学校や先生が嫌いな生徒でした。
高校3年の進路を決めるときに、
教師をしていた母が
「あなたは教師に向いている」
と勧められたのです。
学校生活で苦労した分、
悩みを抱えていたり、
学校に反発する生徒の気持ちが理解できると
尾木ママのお母さんは見抜いていたのです。
そして、早稲田大学教育学部に進学し、
国語の教師になりました。
尾木ママとってもいい先生だった
尾木直樹さんが教師になった
1972(昭和47)年当時は、
校内暴力が社会問題になっている時代でした。
尾木ママはツッパリと呼ばれる生徒も
頭ごなしにしかることはしませんでした。
「どうしたの?」と
気さくに声をかける先生でした。
問題生徒たちの家に行って話を聞いて、
勉強を教えたりしていました。
当時も今も、
学校では工場のライン作業のように、
問題のある生徒を不良品のように
はじいて受け入れようとしない。
こんな連綿とした
日本の学校教育現場に
尾木ママは憤っているのです。
教育から
「寛容の思想をなくしちゃダメですよ」
と言います。
こんな尾木ママの考え方、
やり方が次第に口コミで広がり、
出版社から本を出さないかというは話がきました。
デビュー本は
『おんぼろ学級・受験作戦
独りぽっちの闘いからクラスぐるみの闘いへ』学陽書房1979
以降、100冊以上の著書があり、
多くのメディアにでる超有名な
教育者、教育評論家です。
この時期の尾木ママはこの2校の教諭
1972年4月~ 1976年3月(東京)私立海城高校 教諭
1976年4月~ 1980年3月(東京)東村山市立東村山第一中学校 教諭
尾木直樹はなぜオネエ言葉なのか?
教師時代に
女子生徒の進路の悩みから恋の悩みまで、
交換日記式でアドバイスしていたときの
なごりだそうです。
女子生徒が書いてきたのと同じページ数を
書いて返していました。
文体も女子に合わせていたら、
そんな口調が癖になったそうです。
(さすが国語の先生だけあって、
交換日記も
膨大な著書も
文章を書く才能がすごい先生です)
しかも、子どもは
お嬢さんが2人ということもあって、
女性ばかりの家族で女性的な口調に
拍車がかかったそうです。
「尾木ママ」ブレイクの仕掛け人は、さんまだった!
今や教育問題だけではなく、
社会、芸能など幅広い分野での
発言で注目を集める尾木ママ。
しかし、2010年までは、
お堅い教育評論家“尾木直樹氏”でした。
転機は2009年12月30日に放送された
特番「さんま・福澤のホンマでっか!?ニュース」
(フジテレビ)に、
初めてのバラエティー番組に出演したときでした。
オファーを受けた尾木先生は
福澤朗さんも司会というので、
てっきり情報番組だと思ったそうです。
その年をニュースで振り返り、
教育評論家の立場から
コメントをお願いします
というお話だったのです。
その収録時は、
とても楽しく、リラックスしていた尾木直樹氏。
そのため、普段は家族としか使っていない
「そうよねえ」「違うわよ」と、
オネエ言葉で相づちを打ったのです。
そこに反応した、
さんまさんが突然、
「ママー」ってツッコミを入れてきました。
スタジオは大爆笑。
このとき尾木ママの誕生でした。
このことは尾木先生自身も
人生の転機だったと話しています。
一躍万人に知れる教育評論家となり
大ブレイクしたきっかけでした。
ちなみに尾木ママは
“オネエ”ではないことを断言しています。
そりゃそうですね。
結婚してお嬢さん2人の父親でもありますし
“オネエ”ではないですね。
尾木ママの最新著書『取り残される日本の教育』
尾木ママは
日本の学力がいまや
どんどん世界に遅れを取っていることに
非常に危機感を持っています。
それはいまだに
暗記法や競争主義にとらわれているからだそうです。
これは40年も50年も昔から
問題視されながら
学校勉強=競争主義が
まったく是正されない学校教育現場。
東大を頂点とする偏差値至上主義。
フィンランドやオランダは
それらをやめたら
学力が飛躍的に伸びたと
尾木ママは論評しています。
勉強、勉強と詰め込まれて
頭が良くなった子には
今までほとんど会ったことがないと
尾木ママは語っています。
教育界が活性化して、
子どもたちが幸せになることこそが
尾木ママの願いです。
教師生活44年の集大成として
『取り残される日本の教育
わが子のために親が知っておくべきこと 』
(講談社2017/1/20)という本を出しています。
尾木ママの身長が気になる
尾木ママのオネエ言葉ともう1つ
気になるのが身長ですね。
芸能人ではないので
身長を公表しているわけではありませんが
ネットでも話題になっています。
下の写真は石原良純さんと並んでいる写真です。
石原良純さんが182㎝ですから
尾木ママは155㎝くらいではないかと推察できます。
この身長が尾木ママのキャラに
拍車がかかっていますね。
まとめ
尾木ママはとってもいい先生だったことで有名です。
膨大な著書と寄稿を世に送り出しています。
2010年まではお堅い教育者、教育評論家でした。
2009年12月30日放送の
特番「さんま・福澤のホンマでっか!?ニュース」
(フジテレビ)
初めてのバラエティー番組に出演した
尾木直樹氏はあいづちがオネエ風なのを
さんまさんにツッコミをいれられました。
この時、尾木ママ誕生の瞬間でした。
尾木ママはさんまさんに
とても感謝されているそうです。
60代にして尾木直樹氏は
新境地をさんまさんに開いてもらったのですね。
身長が注目される尾木ママですが
身長のことなど
どうでもいいことです。
これからもお元気で日本の教育が
いい方向に向かうように
さまざまなメディアで発言していただくことを
願っています。
特に尾木ママのブログは世間が注目している
媒体です。
あなたもぜひ尾木ママのブログに訪問してみてください。
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