現代は食べ物に含まれる
健康にいい食品が
高い関心を集める時代です。
その健康にいい成分のサプリメントが
多くのメーカーで
研究、開発、生産、販売されています。
さまざまな健康にいい成分の中でも、
今注目度が高いのがポリフェノールです。
ポリフェノールは
植物の果実や果皮などに含まれる
色素や苦味の成分です。
ポリフェノールが健康を維持するための
大切な成分として
世界的に注目されたのは、
1990年代からと近年のことです。
ポリフェノールは世界中の多くの研究により、
「動脈硬化予防に効果がある」
「カラダのサビ、活性酸素を除去する」
など多くの健康効果、効能が
次々に明らかになってきています。
1990年代は
赤ワインのポリフェノールが
大きく話題になりました。
2010年代には、
チョコレートの原材料、
カカオ豆のカカオポリフェノールが
注目されています。
目 次
ポリフェノールの主な種類はこの8種類!
ポリフェノールは化学構造の違いによって、
いろいろな種類があり、
その種類は5000種類以上存在します。
人への健康効果、効能もさまざまです。
多くの種類のなかで、
代表的なポリフェノールは次の8種類です。
カテキン
カカオポリフェノール
ルチン
フェルラ酸
コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)
クルクミン
ショウガオール
今回はこの中でも今注目が集まっている
カカオポリフェノールについてお話します。
明治の「カカオポリフェノールの効果」が代表的高カカオチョコレート
チョコレート市場は、
2011年から年々拡大しています。
なかでも注目に値するのが
明治と森永製菓を中心に発売されている
ハイカカオ(高カカオ)チョコレートです。
1998年4月に明治製菓が、
カカオポリフェノールが
「標準のチョコレートの2倍以上の量を含んだ」
チョコレートを販売開始しました。
1998年発売当時のパッケージ
キャッチコピーは
「健康とおいしさを考えた大人のチョコレート」です。
まさに大人のチョコレートで甘さもかなりひかえられ、
価格も従来のチョコレートの2倍以上と高価です。
2018年2月現在の種類は
チョコレート効果カカオ86%
チョコレート効果カカオ72%
3つの段階のカカオポリフェノール含有量で
明治から発売されています。
近くのスーパーなどで買えます。
これを見ると95%が
多くのカカオポリフェノールを摂取できて
いいのではないかと思います。
しかし、私の経験から95%も86%も
苦くて食べるのが非常に苦痛です。
72%が何とか普通に食べられるのではないか
と思います。
また、95%、86%、72%と
なぜ中途半端な比率なのか
明治に聞きたいところです。
「チョコレート効果カカオ72%」は
冒頭の画像の通り、
深緑色のパッケージが特徴です。
森永製菓も明治の追随品として
「カレ・ド・ショコラ」シリーズを
明治よりも5年遅く
2003年から発売開始しました。
近くのスーパーなどで買えます。
①「カレ・ド・ショコラ カカオ70」
②「カレ・ド・ショコラ カカオ88」
①は明治の72%より2%カカオが少ない分食べやすくなっています。
②は明治の86%より2%カカオが多いため
カカオポリフェノール目的の消費者に
アピール狙いの含有量です。
森永製菓は明治の95%は
あまりにも苦くてニーズが低いために
「カレ・ド・ショコラ」シリーズには、
これに匹敵する商品は存在しません。
95%のカカオはすでにお菓子の域ではなく
非常に苦いサプリメントです。
明治と森永製菓の高カカオチョコレートの中で
私が一番好きなのは
カカオポリフェノール含有量が最も低い
森永製菓の「カレ・ド・ショコラ カカオ70」です。
70%ならば大人のチョコレートとして
普通に食べられます。
これらの高カカオチョコレートを
何回か買って食べると、
もう従来のミルクチョコレートや
一般的なチョコレートは
甘すぎて、なんか健康に良くないという
感じになります。
価格は倍くらいしますが、
できたらあなたもチョコレートを食べるなら
高カカオチョコレートにしぼった方がいいと思います。
広告
カカオポリフェノールの健康効果、効能
高血圧
カカオポリフェノールは血管の炎症が軽くする作用があります。
血管に炎症があると血管が狭くなり血液の流れが悪くなります。
そこでカカオポリフェノールを摂取することで血管の炎症が軽くなり、
血管が広くなるため、血圧低下の効果が期待できるのです。
動脈硬化予防
カカオポリフェノールには、強力な酸化抑制効果があります。
HDLコレステロール「善玉コレステロール」が増加します。
LDLコレステロール「悪玉コレステロール」の酸化を抑制します。
この二つの健康効果、効能により
中高年の動脈硬化予防につながる働きがあります。
美肌
「しみ」や「そばかす」などの原因は
紫外線による活性酸素です。
カカオポリフェノールには抗酸化作用があるので、
活性酸素を除去し、肌のダメージを保護します。
アレルギーの改善
カカオポリフェノールには
アレルゲンに対して抗体がつくられるのを防ぎ、
肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぎ、
アレルギーの発症を防ぎます。
また好酸球の働きを抑えるなど、
アレルギー症状を防ぐためにいろいろ働きます。
カカオポリフェノールは脳の活性化に効果があるかもしれない
私たちは誰でも加齢による記憶力や学習能力など
認知機能の衰えは自然なことです。
カカオポリフェノールは、
脳の栄養といわれる血液中のBDNF
(Brain-derived neurotrophic factor)
(脳由来神経栄養因子)
の働きかけにより、
認知機能を高められる可能性があります。
加齢で減少する脳の栄養分、BDNFは
脳の維持や再生をうながし、
記憶・学習などの認知機能を促進させます。
BDNFは脳の活動をサポートする
重要な役割を担っています。
しかし、BDNFは65歳以上では
年齢を重ねるほどに
減ることが報告されています
その対抗手段として期待されているのが
BDNFを増やすことです。
BDNFを増やすためには、
高カカオチョコレートを食べることです。
高カカオチョコレートに含まれる
高濃度のカカオポリフェノールが
脳の血流量を増やし、
BDNFの血中濃度を増加させます。
それによって認知機能高める可能性がある
という実験が、近年の明治などの実験で報告されています。
高カカオチョコレートを1日に食べる量はどのくらい?
明治の「チョコレート効果カカオ72%」に美と健康にいいことをパッケージの裏面に記載されている
いつでもどこでも
手軽に食べられるチョコレートで、
美味しく健康になれたらすばらしいことです。
現在は、明治と森永製菓で発売されている
いろんな高カカオチョコレートを常備して
少しずつ食べることが効果的です。
カカオポリフェノールから
生活習慣病予防などの健康効果、効能を得るには、
1日200~500mgを毎日何回かに分けて摂取します。
例えば明治の「チョコレート効果カカオ72%」ならば、
1日2~4枚を分けて食べることが
健康効果、効能のためには必須です。