昭和時代から売っている
お家で簡単にできるデザートの素として
シャービックは誰でも知っている
なつかしい味です。
ハウス食品工業㈱が
1968年(昭和43年) に発売した
超ロングセラーの昭和レトロ食品です。
こんな前からある
夏のインスタント冷菓ですから
今50代の人でも子供の頃の
夏休みの思い出の味かもしれません。
今やアイスクリームというと、
ハーゲンダッツのように、
濃厚なアイスクリームが
もてはやされる時代です。
そんな今、
シャービックを水で作ったら、
無果汁のホント安っぽい
アイスキャンディーに思えてしまいます。
でもそれはそれで懐かしい夏の味ですから
いとおしい商品です。
シャービックは
日本のインスタント冷菓を代表する
食品文化の一つといえます。
これからもずっとハウス食品は
シャービックを製造販売を
続けていってほしいです。
目 次
シャービックは100均ショップに必ず売っている
今回はこの簡単に作れて、
破格のアイスの素、シャービックを
濃厚クリーミーにする作り方をお話します。
破格=激安なシャービックは、
ザ・ダイソー、セリア、Can☆Doなど
どこの100均ショップでも並んでいる
おなじみの食品になっています。
ほとんどのスーパーで
売っていると思いますが、
あなたの近所の100均ショップでも
100円(税別)で買えます。
シャービック(ハウス食品)を濃厚クリーミーアイスにするレシピ
シャービックの箱の、裏面の「作り方」に
ボールにシャービック1袋を水400㎖で、
よくかき混ぜて溶かします。
と書いてあります。
同時に
※水の代わりに同量の牛乳で作ると、
口当たりもなめらかで、風味も増します。
と明記されています。
まあ、「風味が増す」というか、
「牛乳を使ったほうが、
もっとおいしくなります」
「できたら牛乳を使ってください」
の意味を遠回しに表現しているのです。
シャービックは牛乳を水の代わりに使うのが基本
シャービックは水で作ると、
そうとう物足りない
アイスキャンディーになります。
ところが、水の代わりに牛乳を使うと、
格段においしくなります。
この、水の代わりに牛乳を使うレシピは、
箱の裏面にも書いてあるため、
みんながよくやっている作り方です。
シャービックを濃厚、クリーミーにする作り方
シャービックを
濃厚、クリーミー満足アイスにするために
牛乳を100㎖減らして
生クリームを100㎖にするのがポイント
【材料】
①シャービック1箱
(イチゴかメロンお好みで)
②牛乳300ml
③生クリーム100㎖
【作り方】
材料3つをボールに入れて泡だて器で
よくかき混ぜます。
お好みの容器に入れて冷凍して完成です。
【ポイント】
30~40分して少し凍ったら、
グシャグシャにかき混ぜます。
そして、また冷凍庫に入れると
完成時にカチカチ感がなくなって
いい感じになります。
この“途中まぜまぜ”がポイントです。
「途中まぜまぜ」は、
できたら2、3回やると
完璧です。(めんどうくさいですけど)
シャービックの味にオレンジがあったがすで製造終了している
1980年代のTVCMより。左にオレンジ味が映っている。
シャービックは歴史の長い、奥深い
ハウス食品㈱の超ロングセラー商品です。
今はイチゴとメロンの2つの味だけです。
しかし、過去には
オレンジ、カフェオレ、抹茶ミルクを
発売している時期もありました。
しかし、かなり以前に生産終了している
過去品です。
特にオレンジは
1968(昭和43) 年に発売当初から
長く発売され、
イチゴ、メロン、オレンジの3つが
レギュラーシリーズでした。
しかし、オレンジだけが
突出して売れないため
平成時代に入ってからいつの間にか
ハウス食品は製造販売を終了しました。
終了年月日は調べましたが
わかりませんでした。
また、カフェオレと抹茶は伝説的な味です。
シャービックの味の種類について、詳しくはコチラをご覧ください。
おいしいシャービックには動物性と植物性どちらを使えばいいのか?
法的には乳脂肪分が18%以上を含まないと
生クリームといえません。
18%未満は“生クリーム”と書いて
販売できない法律があります。
パッケージには
「○○ホイップ」や「ホイップクリーム」
と書かれています。
動物性は
「牛乳を原料とした乳脂肪」
でできています。
パックには
「フレッシュ100」「純乳脂肪」「生クリーム」
などの文字が書いてあります。
乳脂肪分が40%台のものを使うと、
さらに濃厚でコクがあり、風味が増し、
激ウマになります。
ただ、脂肪分が40%台の生クリームだと
500円近くする高価なものになってしまいます。
アイスクリームには
動物性(乳脂肪)クリームが最適です。
植物性脂肪とはサラダ油を加工し、
動物性クリームを模造した合成食品
といえます。
一応つけくわえますと、
健康上からも
動物性を選んだほうがいいです。
また、植物性脂肪は動物性のものに比べて
コクやうま味は劣ります。
しかし、動物性(乳脂肪)は、
植物性脂肪よりも
値段が3倍ほど高くなってしまいます。
ハーゲンダッツのアイスクリームは
この乳脂肪クリームが主原料ですから、
高価なはずです。
【参考画像】下の写真は二番めに乳脂肪分が13%も入っている高価な
ハーゲンダッツアイスクリーム。
【参考写真】
下の写真は二番めに植物性脂肪が
9.5%入っている安価なアイス。
乳脂肪分はまったく入っていない。
ぜひ、値段は高いですが
動物性生クリームと牛乳を使った、
濃厚、クリーミーな満足シャービックを
作ってみてください。
ただ、前出の
「シャービックを濃厚、
クリーミーにする作り方」は
生クリームが半分100㎖冷蔵庫の中に
残ってしまいます。
あまった生クリームは
シチューなど他の料理に使用することを
考えておいてください。
もしあなたがアイスクリーム好きとか、
大家族でしたら、
シャービック2箱分をいっぺんに作ることを
おすすめします。
生クリームを1パック200㎖すべて使い、
牛乳も600㎖使い、
大きいタッパーに入れて凍らして、
少しづつ食べる方法もあります。
まとめ
今回のレシピでは生クリームを使うので、
ここはお金がかかります。
しかし、結局はおいしい良質なアイスクリームを
安く、たくさん作れますのでぜひお試しください。