「産後うつ」の症状とは?原因は夫の妻への対応にある

 
『ママは悪くない! 』子育ては科学の知恵でラクになる
NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」取材班

今回のお話はこれから赤ちゃんの生まれる、
または赤ちゃんの生まれたお父さんへ向けたものです。

多くのサイトは妻、お母さんへ向けて書かれたものですが、
この記事はお父さん当てに書いていきます。

この記事は赤ちゃんを産んだ妻が何か変、
以前とな何か様子が違うと感じたら
もしかしたら「産後うつ」ではと思ってください。

「産後うつ」はだいたい10人に1人に症状が出る
けして特別な精神疾患ではありません。

精神的なものですので、
軽症の場合も、重症の場合もあり、
症状は人それぞれです。

出産後1年以内に発症する
うつ症状を
「産後うつ」といいます。

夫は妻の精神状態に
細心の注意を払う時期であることを
忘れてはいけません。

お母さんが「産後うつ」だと、
赤ちゃんにとっても
非常に危機的な状態といえます。

外から見ると幸せいっぱいに見える
母さんと赤ちゃんの姿も、
お母さんは人知れず
苦しんでいる可能性があります。

それに気付いてあげて、
救えるのは一番近い夫、あなたです。

妻を「産後うつ」にしないために
出産前に、この記事の内容を
理解しておいてください。

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核家族で妻に育児をすべてまかすことの危険性を認識する

近くに妻のお母さんがいたり、
どちらかの母親と同居の場合は、
「産後うつ」になりにくい
といわれています。

核家族で、さらに実家にも頼れない人、
夫婦だけの家に赤ちゃんが生まれた場合は、
妻への夫の対応が妻の精神状態を
大きく左右します。

妻、お母さんは出産して
いよいよ赤ちゃんとの生活が始まると、
それまで身体的に大変だった妊婦生活から
育児生活が始まります。

育児生活は精神的にも体力的にも、
とても大変です。


夜中に何度も起きて授乳や、
ミルクをあげたり、
おしっこ、うんちと
おむつを替えたりの連続の日々です。

しかも、家事もこなさなければなりません。

夫である、あなたは家事と育児をすべて、
妻に任せることは絶対にあってはなりません。

特に家に妻以外誰もいない核家族で、
妻に新生児の世話を全部任せていては
妻を「産後うつ」の危機に
さらしていることになります。

「産後うつ」の症状と主な原因が夫にあること
についてお話していきます。

「産後うつ」の症状とサインはどのようなものか

出産から1年以内に発症する母親の精神的不安定な状態を
「産後うつ」といいます。

一般的な「うつ」よりも、
不安や焦燥感が強く、身体に症状も出てきます。

【症状の例】
●気分がひどく落ち込む
●出産前まで関心のあったことに興味がなくなる
●イライラする
●集中力や判断力が極端に落ちる
●赤ちゃんがかわいく感じなくなる
●赤ちゃんのことが心配で、いてもたってもいられなくなる
●食欲がなくなる、または過食になる
●何事にも悲観的になる
●赤ちゃんが、かわいく思えなくなる
●頭痛、吐き気、手のしびれ
●眠れない

以上のような症状やサインが出た場合は、
夫から見ても、妻本人が自覚した場合も
非常に危険な状態です。

妻は自分はダメな母親だという観念で
胸がいっぱいになり、
さらに悪化してしまいます。

自暴自棄になり、
『自分の命を絶ってしまいたい』
とまで感じてしまう場合もあります。

本来、女性は男性よりも
「産後うつ」になりやすい傾向にあります。

出産と育児は、喜びと幸せの中で、
精神的に大きな負担は誰でも感じます。

とくに真面目で几帳面な人は、
特に顕著にあらわれます。

高齢出産(35歳以上)で
お母さんになった場合に、
また、高学歴、
仕事が順調だった人も
「産後うつ」になりやすい
といわれています。

それまで状況をうまく管理し、
自己管理もできたきた
お母さんは、思うようにいかない
赤ちゃんや現実に
精神的にまいってしまう
といわれています。

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「産後うつ」の大きな原因は、夫の妻への対応にある


「産後うつ」の原因は、
いったいなんなのでしょうか。

それはズバリ、
「出産、育児、家事の大変さに
理解のない夫へのストレス」
です。

夫が育児そのものに非協力的なことが、
妻にとって産後の最も大きなストレスになります。

産後はホルモンのバランスが乱れることから、
心と体のバランスが崩れやすい繊細な時期です。

また、よくいわれるマタニティーブルーとは、
出産後10日~20日で落ち着くもので、
「産後うつ」の直接の因果関係は無い
といわれています。

お母さんはみんな、
いくら体調がすぐれなくても
全部自分で抱え込んで、
孤独に24時間頑張っています。

どんなに無理をしていても、
夫をはじめ、周りの人は
お母さんが一杯一杯になっていることに
気付いてくれません。

「お母さんになると強いね、タフだね」
くらいしか思ってくれないことが多々あります。

そうして無理を続けているお母さんは、
精神的疲労も身体の疲労も
日々蓄積されていきます。

「産後うつ」の妻への正しい夫の対応はこれだ

「産後うつ」の症状が出てしまった場合の
妻に対する夫の対応は
どのように接したらよいのでしょうか。

結論からいうと、
一般的なうつ病の方への接し方と
基本は変わりません。

一般的なうつ病に
新生児のいる状況がプラスされているわけですから、
夫としての対応は、一般的なうつ病とは異なる
ポイントがあります。

「産後うつ」の妻に対する夫の対応を
次の3点から見ていきます。

・児に対する夫の基本的な考え方
・産後うつ」の妻への夫の基本的な対応のポイント
・へのサポートの具体例

育児に対する夫の基本的な考え方

●育児は夫婦二人で(家族みんなで)
取り組むものという認識を持つ

「産後うつ」の妻は、夫に積極的な
育児に参加してくれることを望んでいると理解する

●核家族化の進んだ社会で
育児を母親すべてを任せることは
非常に無責任であることを認識する。

●夫も仕事で疲れているが、
同じようん妻も育児で疲れていることを理解する

●夫自らが育児書などを読んで勉強し、
すべきこと、できることは何なのかを理解し、
すすんで動けるようになることが大切

●妻の育児に「神経質」になるのは、
夫に理解されない寂しさや孤立感が
大きな要因であることを理解する

●妻の孤立感が深くならないように努める

「産後うつ」になる妻は
夫の育児への非協力的姿勢、無理解、無関心が
大きな原因であるケースが多いことを知っておく

「産後うつ」の妻への夫の対応のポイント

基本は「受容的に接すること」です。

つまり、夫は妻の置かれている状況を第一に考え、
妻の気持ちを思いやり、理解を示すことです。

具体的には次のようなことです。

●ともに時間を過ごして、
妻の話し相手になり、
言い分をよく聞く。

●励ましやサポートをする意思のあることを
しっかりと伝える。

「産後うつ」は必ず良くなるといって
安心感を与える

●妻を責める、批判するような
発言、態度、しぐさ、表情は
絶対にしない。

●妻が理不尽なことをいっても、
精神的に具合が悪いためだと自分に言い聞かせ、
心を穏やかに妻に対応する

●育児に関して意見をいうときは、
絶対に妻の考え、意見を優先する

●妻の最良の理解者になるよう
全力で対応する

●どんな時も寄り添い、サポートし、
「大変な育児を頑張っていることは分かっている」
という言葉と姿勢を示す。

●仕事から帰ってきた時に、
24時間休みのない育児と家事をしている妻に対し、
「ご苦労さま」「お疲れさま」「大変だったね」
との声かけを必ずする

妻へのサポートの具体例

サポートできることは、何でもしてください。
●ミルクをあげる
●おむつを換える
●入浴
●買い物
●料理
●家事
など、積極的に赤ちゃんとも触れあうことが大切です。

妻の睡眠時間を確保することは重要なことです。

睡眠不足が「産後うつ」の悪化を招く大きな要因です。
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「産後うつ」の妻が改善しない場合はどうすればいいのか

夫婦が頑張ってみたものの、
妻の「産後うつ」が改善されないこともあります。

夫婦二人で赤ちゃんを抱えて
途方に暮れるような場合は、
二人だけで問題を抱え込んではいけません。

その場合は、専門的な治療や支援が
必要であることを妻にやさしく説明して、
速やかに精神科の治療を受けるとこが必要です。

初診はあなた、夫も同席することがベストです。

仕事で無理な場合は、妻の母親など
近親者と一緒に受診することが望ましいです。

精神的にまいっている妻を一人で
受診させないほうがいいでしょう。

初診は家族も一緒に医師に状況や症状を説明し、
妻と家族が一緒に医師の話を聞くことがとても大切です。

「妻の実家」
「地区町村」の育児サポート
「医療機関」
など、外部の助けも積極的に検討し、
活用することが賢明な、当然の選択です。

妻の「産後うつ」での育児は
夫婦だけではなかなかうまくいかないものです。

そのようなときは
第三者のサポート、指導、助けが入ることで
好転することは多々あります。

〈診察は産後2週間と1ヵ月の2回は無料〉
妻が少しでも精神的に辛そうでしたら、
産後2週間と1ヵ月の2回は
必ず医師に診察を受けてください。
2017年4月1日から医師の健診費は
産後2週間と1ヵ月の2回、
それぞれ5,000円が上限とし、
国と市区町村が半分ずつ負担します。
この行政のせっかくの新しいサービスを
ぜひ生かしてください。
出産した医療機関以外でも対象です。
一般的な健診費は約5,000円のため、
自治体では補助券などを発行して
無料で受診できるようになっています。
詳しくはあなたのお住いの市区町村に
問い合わせてください。

まとめ

「産後うつ」の大きな要因、原因が
実は夫の育児のへ非協力的姿勢、
無理解、無関心であることが
大きな原因であることを知っておくことです。

家族が増えたおめでたい出産後、
「産後うつ」になってしまうのは、
お母さんはもちろん、赤ちゃんも、
夫も、家族全員不幸なことです。

日本では、いまだに、
家事、育児は妻の仕事
という考え方が根強く残っています。

それどころか
夫も赤ちゃんと一緒になって、
妻を母親のように頼り、
甘えている夫も存在します。

基本的には、夫が妻を支え(サポートし)
二人で協力して育児と家事をしていくことで、
妻の「産後うつ」防ぎ、
また乗り越えていくものです。

うつ病のお母さんに育てられた赤ちゃんが、
精神的な発育に悪影響が出る可能性があることも
明らかになってきています。

赤ちゃんのためにも、
お母さんは精神的に元気でいなくてはなりません。

そして、健やかな家庭環境をつくれるかは
夫の育児参加が不可欠であり、
妻への「夫の対応」が大きく左右するのです。

今回の記事を読んだあなたは、
もしかしたら子供を持つことは
苦痛なことばかりと
勘違いされたかもしれません。

そうではなくて、
子供を持つ幸せと喜びでいっぱいの中で、
妻の「産後うつ」という落とし穴があるので
気をつけてくださいということです。

あなたの妻への対応いかんでは、
その落とし穴、「産後うつ」
妻が落ちてしまうこともある
ということです。

今回のお話はその落とし穴を
あなたに理解しもらうために、
クローズアップしています。

子育てというものは、幸せと喜びと同じ量だけ、
大変さもあるです。

それは当然のことなのですが、
あなたの妻、赤ちゃんのお母さんが
ただ大変なだけで、幸せと喜びを感じられない
「産後うつ」におちいらないためにも、
夫婦で幸せと喜びと、大変さを分かち合いましょう
というお話でした。

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