クーリッシュの全種類一覧、パッケージ画像で歴史がわかる【ロッテアイス】

アイスを片手で持ち、
まるでジュースを飲むかのように味わえる。

【ロッテアイス】クーリッシュ(Coolish)
他のアイスと違って、
キャップ付きのチアパック、
飲むタイプのアイスとして
誰でも知っているロッテのアイスです。

クーリッシュ(Coolish)の発売まで、
このタイプのアイスはなく、
アイスとえば、
カップ、スティックバー、
コーン、モナカだけでした。

クーリッシュ(Coolish)
2003年(平成15年)に発売を
開始しています。

今やロングセラーアイスに数えられる
ロッテの有名アイスです。

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クーリッシュ(Coolish)、英語の意味は?

クーリッシュ(Coolish)
【形容詞】やや冷たい
【アクセント】cóol・ish

【ネーミングの由来】
Cool (クール)+ Stylist(スタイリッシュ)
Coolish (クーリッシュ)

クールとは
「涼しい」
「冷静」
「かっこいい」
「おしゃれ」
といった意味です。

クーリッシュとは
「今風、粋なさま」
といった意味です。

この2つの言葉の響きと意味を
あわせもった英語として
「クーリッシュ」が採用されました。

洗練されたカッコ良さ、
商品のシャープなイメージ、
片手で食べる(飲む)イメージが
ネーミングには込めれれているのです。

クーリッシュ(Coolish)の発売の時代背景

1996年に飲料業界の
ペットボトル自主規制の解禁で、
500㎖以下の小型ペットボトルが
爆発的に普及しました。

この携帯できる
小型ペットボトルに消費が向かい、
アイス市場の低迷を招きました。

そこでロッテでは主力商品である
アイスに消費者を取り戻すために、
”携帯用パウチ容器(チアパック)”の
アイスが考案され商品化に成功しました。

発売初年の2003年(平成15年)は
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、
千葉県、東京都、神奈川県、山梨県の
首都圏のみで発売の市場調査的な
限定発売でした。

クーリッシュ(Coolish)は予想以上に売れ、
生産が間に合わないほどでした。

翌2004年、全国展開に踏み切り、
今までにない飲むアイスとして世に広まりました。

一時は「クーリッシュ時代の到来」
と思われましたが、
その勢いは長くは続きませんでした。

物珍しさで一回は買った人が、
また買おうという人は
それほど増えなかったのです。

2005年以降は売り上げは落ち込み、
以降復活することなく低迷状態が
数年続きました。

2004年のブレイクは
一時的なブームであったと
ロッテの社内以外では
考えられていました。

しかし、低迷の4年後の2009年夏から
再ブレイクし右肩上がりで伸びてきました。

非常に多くの期間限定品フレーバーの発売で
店頭で注目が集まり、
またネットのさらなる普及で
新フレーバーが発売されるたびに
話題となったことも一つの要因です。

【フレーバー】
フレーバー (英 flavour、米: flavor)。
単に食品の「味」という意味だけではなく、
食品メーカーがアイスや飲料、スナックなど、
ベースの製品に添加する香料や果汁などの材料によって
食品を口に入れたときに感じる味、香り、風味、食感など、
それらすべてを称して使われる言葉。

ロッテ以外のアイスメーカーも
500㎖以下のペットボトル清涼飲料水の
あおりを食らってアイス市場の低迷対策で、
次々と膨大な数のフレーバーを
発売することとなり、
現在のアイス市場にいたっています。

●ロッテ『爽』1999年発売開始
●明治『明治エッセルスーパーカップ』1994年発売開始
●グリコ『牧場しぼり』2002年発売開始
●森永『MOW! 』2003年発売開始

また、ハーゲンダッツも2000年以降、
数多くのフレーバーを発売してきました。

『ガリガリ君』(赤城乳業)も
膨大な数のフレーバーを出し始めたのは
2000年代に入ってからのことです。

現在は2004年の
クーリッシュ(Coolish)ブレイクに
近づきつつあるすっかり安定した
ロッテのロングセラーアイスブランドです。

毎年「バニラ」などの定番品の
リニューアルと新フレーバーが
発売がされてきました。

クーリッシュ(Coolish)のフレーバーの
開発担当者にはとても大変なことなのだそうです。

翌年の発売に向けて
何のフレーバーにするかを考えます。

クーリッシュ(Coolish)にあう
フレーバーでなければなりません。

今年来年の流行りの味を
調査しなければなりません。

バニラをはじめ、フルーツ、チョコレートなど
さまざまな味を繰り返し再発売されていますが、
これは内容は改良され、
その時代に合った味を開発されています。

また、2003年発売以来、
Web上では各フレーバーの
レビューや画像がアップされています。

しかし、系統的に把握している人は
ほとんどいないと思います。

そこで今回は今までの
クーリッシュ(Coolish)
種類、フレーバーが
いかに膨大な数にのぼるのかを、
パッケージを見ながら年ごとに
クーリッシュ(Coolish)
見ていきたいと思います。

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クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2003年ラインナップ

●バニラ
●カプチーノ味
●キーライム(関東限定品)
●チョコレート
●イチゴミルク味
●バナナミルク味

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2004年ラインナップ

バニラ、カプチーノ味は前年2003年と同じ。

新たにこの年、
「シナモンティーラテ」
「マンゴー」
が発売された。

前年発売の
「イチゴミルク味」
「バナナミルク味」
の2つは最初で最後の
「4個入紙パック」を発売した。

●バニラ
●カプチーノ味
●シナモンティーラテ
●マンゴー
●イチゴミルク味(4個入紙パックもあり)
●バナナミルク味(4個入紙パックもあり)


イチゴミルク味、バナナミルク味(4個入紙パック)

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2005年ラインナップ

クーリッシュ(Coolish)は2004年に
「グローバル・シアルドール」を受賞。

そのアテンション・エンブレムが
バニラ、カプチーノ味、抹茶、白桃に印刷。

キャッチコピーが「-8℃飲むアイス」に変更。

●バニラ
●カプチーノ味
●抹茶
●白桃
●ココア味
●イチゴ味
●メロン味




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クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2006年ラインナップ

『Coolish』の商品名の真上に「COOL ICE」が記載。

「-8℃飲むアイス」のキャッチコピーと合わせて、
この3つが右上がりに記載され、
シャープ感、スタイリッシュ感を出したデザインに変更。

この年以降、書体の変更はされたが、
クーリッシュ(Coolish)のパッケージは
必ず右上がり記載になった。

●バニラ
●カプチーノ味
●マンゴウラッシー
●ラ・フランス
●ロアイルアップルティー

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2007年ラインナップ

背景画像が前年までは、
アイスクリームらしさを強調する画像だった。

しかし、この年からは内容をイメージする
クリーム状のイメージ画像に変更されている。

●バニラ
●ストロベリー
●宇治抹茶
●Wグレープフルーツ


秋冬限定クーリッシュ(Coolish)特別版「SWEETシリーズ」

●スイートバニラ
●スイートストロベリー
●スイートストショコラ

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2008年ラインナップ

「ロッテ創立60周年マーク」が記載された。

飲み口を広くし、
またアイスを出しやすいように改良がされ、
「飲みやすさUP!」のアテンションコピー
が記載された。

●バニラ
●完熟白桃
●とろけるマンゴー
●カフェモカ


秋冬限定でクーリッシュ(Coolish)特別版「Desset(デザート)シリーズ」

●塩キャラメル
●カラメルinプリン
●チョコゼリーinバニラ

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2009年ラインナップ

チアパックのサイズをスリムにして、
もみやすく改良した。

パッケージにはNEWの文字が大きく
強調して記載。

また、クリーム状のイメージ画像を
大きくし刷新。

そして商品コピーは「-8℃飲むアイス」から
「飲むアイス」に変更されている。

●バニラ
●ヨーグルト味
●レモンライム
●カフェラテ味


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クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2010年ラインナップ

トクリーム状のイメージ画像が刷新され、
先端部分がトロリと丸まり、
なめらか感が強調された。

この年はじめて
「ゼリーin」「ビッグ」が登場。
(普通は140㎖、「BIG」は200㎖)

●バニラ
●ソーダ
●ブルーベリーヨーグルト味
●ベルギーチョコレート
●ゼリーinコーヒー
●BIGバニラ

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2011年ラインナップ

「ゼリーin」第2弾の「ゼリーinオレンジ」を発売。

しかし「BIG」はこの年は発売されず、
2017年の「フローズン★サイダー」までの、
6年間「BIG」は発売されることはなかった。

●バニラ
●ストロベリーヨーグルト味
●ゼリーinオレンジ
●ベルギーチョコレート


クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2012年ラインナップ

パッケージデザインに初めて曲線が入り、
商品の特徴のやわらかさを表した。

この年のデザインが
現在のクーリッシュ(Coolish)
パッケージデザイン路線の始まりとなる。

●バニラ
●ストロベリーヨーグルト味
●カプチーノ味
●ベルギーチョコレート
●抹茶ラテ味


秋冬限定でクーリッシュ(Coolish)特別版「シンプルデザイン」発売

●抹茶ラテ味

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2013年ラインナップ

クーリッシュ発売10周年となったこの年、
曲線をさらに強調したパッケージデザインとなり
昨年まであったわずかに残っていた
「氷柄バック」が完全に消えている。

なぜか「バニラ」だけ
「クーリッシュ発売10周年」
のマークが記載。

●バニラ
●いちごミルク
レモンソーダ+?
(隠し味がわかるかな)
エスプレッソ
●ベルギーチョコレート
●キャラメルラテ味

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2014年ラインナップ

下部の曲線部分は前年デザインとほぼ同じで、
全クーリッシュ(Coolish)統一で、
「下部の曲線部分」が入る。

この年から、バックのシズル感
(「食べたくなる、そそる」
画像表現の広告デザイン業界用語)
を強調パッケージデザインに統一。

バニラ
メロンソーダフロート味
完熟いちご
クッキーバニラ
白桃
ベルギーチョコレート

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2015年ラインナップ

キャッチコピー「ながらブレイク」を記載。

裏面の一部にアルミ地を生かして
メタリック感を出し、
冷たさを強調するアイデアが
ほどこされている。

●バニラ
●とろけるマンゴー
●キウイスムージー味
●クッキーバニラ
●完熟ブドウ
●ベルギーチョコレート



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クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2016年ラインナップ

キャップの直径が大きくなり
開栓しやすく改良。

昨年だけ使用した
キャッチコピー「ながらブレイク」をやめ、
「氷点下へGO!に変更。

しかしこの「氷点下へGO!」は
「完熟みかん」
「ベルギーチョコレート」
「カルピス」には
なぜか記載がない。

●バニラ
●ソーダフロート味
●苺れん乳
●完熟みかん
●ベルギーチョコレート
●カルピス

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2017年ラインナップ

この年はじて、「食べ方の説明図」が
左下に記載された。

この年も「氷点下へGO!」のャッチコピーは
「完熟ぶどう」
「ベルギーチョコレート」
「カルピス」には
なぜか記載がない。

「カルピス」のキャップの首が青く
唯一キャップの首に色がついた。

2011年以来、6年ぶりの「BIG」発売。
(普通は140㎖、「BIG」は200㎖)

●バニラ
●冷やしパイン
●メロンソーダフロート味
●完熟ぶどう
●ベルギーチョコレート
●カルピス
●サイダー
●フローズン★サイダー

クーリッシュ(Coolish)【ロッテアイス】2018年ラインナップ

2018年5月8日発売の
「まる搾りオレンジソーダ」以外は
前年2017年と同じラインナップ。

「まる搾りオレンジソーダ」と
「メロンソーダフロート味」
には
「氷点下へGO!」のャッチコピーが入った。

内容が改良された「バニラ」「カルピス」には
「おいしさ進化」の新キャッチコピーが入った。

●バニラ
●メロンソーダフロート味
●完熟ぶどう
●ベルギーチョコレート
●カルピス
●まる搾りオレンジソーダ

  

    

まとめ

以上が、クーリッシュ(Coolish)の発売以来の
数多くのパッケージです。

あまりにも考え抜かれ、検討され、
素晴らしいデザインです。

アイスの品質はロッテの商品開発の
確かな技術で
どれもとてもおいしいものでした。

しかしそのおいしさを、
瞬時に消費者が感じ、手に取り、
購入する動機となるまでの行動は、
そのパッケージデザインにかかっています。

今回見てきたクーリッシュ(Coolish)
デザインの歴史は、
その動機をつくる役目を
みごとに果たしています。

また、今日のクーリッシュ(Coolish)
ブランディング構築は
パッケージデザインによってなされたところが
大きいでしょう。

ほぼすべてが現在は製造終了した過去品ですが、
パッケージデザインを見ると
全部食べてみたい気持ちにさせます。

ロッテアイス『クーリッシュ(Coolish)』
パッケージを制作したデザイナー、
関係スタッフの努力と才能に
敬意をもって今回の記事を記しました。

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